お腹のはり・不快感に悩まされることは多いですが、ツボを押すことで緩和できる場合があります。
今回は、天枢、大腸兪、関元という3つのツボをご紹介します。ツボの位置と押し方をしっかりと覚えて、日常のケアに取り入れてみてください。
1. 天枢(てんすう)
天枢は、消化器系の調整に効果があるとされています。特に便秘や下痢、お腹の張りなどの症状を緩和するのに役立ちます。また、胃腸の働きを活発にするため、消化不良にも効果的です。
天枢の位置・押し方

天枢はおへその左右両側にあり、おへそから指幅3本分離れた位置にあります。
中指を天枢に当てて、痛みを感じない程度の強さで、ゆっくりと3〜5秒かけて押し、ゆっくり離します。これを1分ほど繰り返します。左右同時に押すと効果的です。
2. 大腸兪(だいちょうゆ)
大腸兪は、便秘や下痢などの腸のトラブルに効果があります。また、腸の働きを活発にするため、消化不良や腹痛にも有効です。
大腸兪の位置・押し方

大腸兪は背中側の腰付近にあり、骨盤の骨の上縁の高さで、背骨から左右に指幅2本分のところにあります。
ツボに親指を当て、軽く押し始めます。痛みを感じない程度の強さで、3秒間押し、3秒間離す動作を繰り返します。この動作を1分程度続けましょう。
3. 関元(かんげん)
関元は、下腹部の調子を整えるのに効果的なツボです。特に、お腹の冷えや下腹部の痛み、生理痛などに有効です。また、全身の気を高める効果もあるため、疲労回復や免疫力の向上にも役立ちます。
関元の位置・押し方

関元はおへそから指4本分(人差し指~小指4本分の幅)真下の位置にあります。
人差し指・中指・薬指を揃えて、ほどよい刺激を感じる程度の強さで、ゆっくりおしてゆっくり離すを繰り返しましょう。リラックスした状態で行うことをおすすめします。
まとめ
今回は、お腹のはりに効くツボを紹介しました。
これらのツボを押すことで、お腹のはりや不快感を緩和できる可能性があります。日常のセルフケアに取り入れて、健康な生活をサポートしてください。
ただし、体調に異変を感じた場合は、専門家に相談することを忘れずに。