不眠改善に役立つツボ5選

セルフケアに使えるツボ

不眠で悩む方に向けて、東洋医学を活用したセルフケア方法をご紹介します。ツボ刺激は簡単に実践できるため、睡眠の質を高めるための一助となるかもしれません。

今回は、労宮、内関、神門、安眠、失眠の5つのツボに焦点を当てて、それぞれの効果や位置、おすすめの押し方をご説明します。

1. 労宮(ろうきゅう)

労宮は心を落ち着かせ、ストレスや不安を緩和する効果が期待されるツボです。緊張をほぐし、気分を和らげることが睡眠改善につながる可能性があります。

労宮の位置・押し方

手のひらの中央で、手を軽く握り中指と薬指の先端が当たる部分に位置します。

親指で労宮を痛気持ちいい力加減で押し、円を描くようにやさしくマッサージします。1回につき10秒間押し、これを5~10回繰り返します。就寝前に行うことでリラックス効果が高まります。

2. 内関(ないかん)

内関は自律神経を整え、不安感や胸のつかえを緩和する効果があると言われています。不眠の原因となる心身の緊張をほぐす役割があります。

内関の位置・押し方

内関は、手首の内側で、手首のシワの真ん中から指3本分下の、2本の腱の間にあります。押さえると響く感じがある場所です。

親指で内関をゆっくりと深く押し、3秒間保持します。その後、指を離してリラックスします。これを数回繰り返すと、吐き気が軽減されるでしょう。

3. 神門(しんもん)

神門は心を落ち着かせる作用があり、不安やイライラによる不眠改善に役立つツボです。精神安定効果が期待されるため、ストレスが多い日にもおすすめです。

神門の位置・押し方

手首の内側のしわの上で、手首の曲がりじわを小指側へ撫でていき、骨の出っぱりの手前で指が止まるところにあります。

手首を軽く伸ばし、もう一方の手の親指で神門のツボを押します。骨の出っ張り側に向けて痛気持ちいい程度の圧力で、1分から2分程度押し続けます。

4. 安眠(あんみん)

安眠はその名の通り、睡眠を促す効果があるとされるツボです。リラックスを助け、深い眠りへ導く作用が期待されます。

安眠の位置・押し方

耳の後ろの下向きにとがっている骨(乳様突起)の下側先端から指幅1本分したの部位にあります。

人差し指で安眠を軽く押し、円を描くようにマッサージします。寝る前に3~5分程度行うことで効果が期待できます。

5. 失眠(しつみん)

失眠は足のツボで、特に不眠に効果があるとされています。足裏を刺激することで体全体をリラックスさせ、睡眠導入を助けます。

失眠の位置・押し方

足の裏のかかとの中央、少しへこんだ部分にあります。

親指で失眠を軽く押し、10秒間刺激します。これを5回繰り返します。お風呂上がりの血行が良い時に行うと、より効果的です。

まとめ

これらのツボ刺激は不眠対策としておすすめですが、継続的に行うことがポイントです。

また、深刻な不眠が続く場合は、医療機関での相談を検討してください。

あなたの心地よい眠りをサポートする一助となりますように!

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