頭痛に悩まされている方は多く、日常生活に支障をきたすこともあります。
今回は、頭痛を和らげるために効果的なツボ5つ(百会、太陽、天柱、風池、合谷)を紹介し、それぞれの効果、位置、おすすめの押し方について詳しく説明します。
1. 百会(ひゃくえ)
百会は、頭痛だけでなく、ストレスや不眠症の緩和にも効果があります。頭部の血行を促進し、リラックス効果をもたらします。
百会の位置・押し方

両耳の穴を結んだ線と、顔の中央の線が交わる点にあります。
百会のツボに両手の中指の腹を重ね合わせます。まっすぐ体の芯に抜けるように、痛気持ちいい程度の圧力で1分から2分程度押し続けます。
2. 太陽(たいよう)
太陽は、片頭痛や緊張性頭痛に効果があります。さらに、眼精疲労やストレスの緩和にも役立ちます。
太陽の位置・押し方

眉尻と目尻の中間点から親指の幅1本分だけ耳側にずれたこめかみのくぼみにあります。
両手の中指と薬指でこめかみを軽く押さえます。軽く押しながら、円を描くようにマッサージします。深呼吸しながらリラックスを心がけ、1~2分ほど続けましょう。
3. 天柱(てんちゅう)
天柱は、首や肩のこりを和らげ、頭痛の緩和に効果があります。また、眼精疲労やストレスの解消にも役立ちます。
天柱の位置・押し方

髪の生え際あたりの高さで、首の後ろにある2本の太い筋肉(僧帽筋)のすぐ外側に左右対称にあります。僧帽筋のすぐ縁あたりです。
中指をツボの位置に当て、やや僧帽筋側に力を入れるイメージで押し、痛気持ちいいと感じる強さで5秒間押し続けます。その後ゆっくりと指を離します。それを左右のツボで3~5回繰り返しましょう。
4. 風池(ふうち)
風池は、頭痛、特に片頭痛や緊張性頭痛の緩和に効果があります。また、肩こりや眼精疲労の改善にも役立ちます。
風池の位置・押し方

首の後ろ、髪の生え際にある大きなくぼみにあります(胸鎖乳突筋と僧帽筋の間のくぼみ)。
両手の親指を使って、首の後ろのくぼみをゆっくりと押します。心地よい圧力で、1~2分ほどマッサージを行いましょう。
5. 合谷(ごうこく)
合谷は、全身の調整作用があり、頭痛の緩和はもちろん、ストレスや疲労の解消にも効果があります。
合谷の位置・押し方

合谷は、手の甲側で親指と人差し指の骨が交わる部分の人差し指側にあります。やや人差し指側で、骨に向かって押すとズンと響く場所です。
反対の手の親指で、痛気持ちいいと感じる程度の強さで3〜5秒押し、数回繰り返します。深呼吸しながら行うとさらに効果的です。
まとめ
今回は頭痛に効果的なツボをご紹介しました。
頭痛に効くこれらのツボを日常的に押すことで、自然に頭痛を和らげることができます。
ただし、ツボ押しはあくまで補助的な方法であり、頭痛が続く場合や原因がわからない場合は専門家に相談することが重要です。
ぜひ、毎日の健康管理に取り入れてみてくださいね。