耳鳴り・耳の詰まり・難聴をケアする4つのツボ

セルフケアに使えるツボ

耳鳴りや耳の詰まり、さらには難聴の悩みは、日々の生活の中で大きなストレスとなることがあります。

これらの症状を緩和する方法として、東洋医学の「ツボ押し」が役立つことをご存知ですか?ツボ押しは簡単に行えるセルフケアで、耳の健康を改善する助けとなります。

この記事では、耳の不調に効果的な4つのツボ、「耳門」「聴宮」「聴会」「翳風」を、その一般的効果、ツボの位置、おすすめの押し方とともに詳しくご紹介します。

1. 耳門(じもん)

耳門は、耳鳴りや耳の詰まりを緩和するだけでなく、耳周辺の血流を促進し、聴覚の改善に役立つツボです。特に耳が塞がったような感覚があるときに効果的です。

耳門の位置・押し方

耳門は耳の前側にあり、耳の穴付近の小さなでっぱり(耳珠:じゅじゅ)から少し斜め上に位置しています。脈打つところにあります。

人差し指を使い、ツボを垂直にやさしく押します。5秒押し、5秒離すくらいのリズムで1分程度押しましょう。

2. 聴宮(ちょうきゅう)

聴宮は、耳鳴りや難聴の改善に効果的なツボです。耳周辺の筋肉をほぐし、ストレスによる耳の不調を和らげる作用があります。

聴宮の位置・押し方

聴宮は耳の前側にあり、耳の穴付近の小さなでっぱり(耳珠:じゅじゅ)のすぐ前の少しへこんだところに位置します。

人差し指を使い、ツボを軽く押しながら円を描くようにマッサージします。力を入れすぎず、リラックスできる程度の圧で1〜2分間くらい押しましょう。

3. 聴会(ちょうえ)

聴会は耳鳴りや耳の痛みに効果があり、難聴の改善にも役立つツボです。このツボを刺激することで、耳内部の緊張をほぐし、リラクゼーション効果を得られます。

聴会の位置・押し方

聴会は耳の前側にあり、耳の穴付近の小さなでっぱり(耳珠:じゅじゅ)から少し斜め下にいくと小さなくぼみにあります。そこが聴会です。

人差し指を使って、軽く圧をかけながらゆっくりと円を描くようにマッサージします。1〜2分間くらい押しましょう。

4. 翳風(えいふう)

翳風は耳鳴りや耳の詰まりに加え、顎周辺の緊張を緩和する効果もあります。また、ストレスを軽減し、自律神経のバランスを整える作用があります。

翳風の位置・押し方

翳風は、耳の後ろあたりにある出っ張りのある骨(乳様突起)と耳の付け根の間に位置するくぼみにあります。

人差し指を翳風に当て、一定の圧をかけながら軽く押します。リラックスした状態で1〜2分間行います。

まとめ

耳鳴りや耳の詰まり、難聴に悩む方にとって、ツボ押しは手軽にできるセルフケアの一つです。「耳門」「聴宮」「聴会」「翳風」を日常に取り入れることで、耳の不調を和らげ、より快適な毎日を目指してみてください。

もし症状がひどい場合や長期間続く場合は、専門医に相談しましょう。

タイトルとURLをコピーしました